LIVE REPORT

<DaisyBar 19th Anniversary EXTRA SHOW ~BET IT ALL SPECIAL~>

5/18(Sat)

SISTERJET / Takeshi Iwamoto(BAND SET) / PSYSALIA 人

この日は、DaisyBar19周年イベントの延長戦、追加公演。と、いう事でDaisyBar出来たばかりの頃からの長いお付き合い、DaisyBarの歴史を語るには欠かせない3組。まさにAnniversaryならではの顔合わせ。まず一組目。Takeshi Iwamoto。バンドセットでの出演。ここ最近はプロデュース業での注目度も高いけれど、また徐々にソロでの活動も活発化してきた様子。鉄壁のバンドメンバーによる極上のGroove。コーラスワークもがっつりハマる。もうそのGrooveに身を委ねているだけで心地良い。ロンドンのR&Bを経由して西海岸から北米大陸を横断してニューヨークまで来て、日本にもどってくる様な音楽トリップ。グローバルな音楽シーンの今とその歴史を凝縮して体感。彼が今どんな風に世界の音楽シーンを眺めているのかと言うのが垣間見えるのはソロワークならではだし、こうした機会はいろんな意味で貴重。そして、二番手はPSYSALIA 人。今年3月にDaisyBar19周年イベントとして、THE BOHEMIANSとの2マンの予定であったけれど、メンバー体調不良により残念ながらキャンセルに。あらためて、Anniversary企画にこうして出演してくれるはこびに。前身のPSYSALIA PSYSALIS PSYCHEから、もう十数年振りの出演(前回その最後の出演が2008年だった模様)。感無量。ザラついてヒリヒリしながらも温かみを感じるギターとボーカル。怒濤のリズム隊。BPMとボリュームも一気に上がり、DaisyBarを異次元へと引きずり込む。常に一番尖った先を探しながら音をこちらに投げかけつつ、オーディエンスを取り残さないオープンな雰囲気とポップネスもある圧巻のライブパフォーマンス。やっぱり稀代のロックスターだし、アーティスト集団。そのポップとアートとのせめぎ合うバランスが彼等の魅力の一つで、今はそれが良いバランスなのだとも思った。そしてトリはお馴染みSISTERJET。とは言え、DaisyBarに出演が昨年の6月以来。ではあるけれど、今年になって彼等のライブのペースは上がってきた様子で、バンドの調子もかなり良いのが伝わってくる。名曲をロックンロールバンドスタイルで見せきるロックンロールショー。DaisyBar一周年から出演してきてくれている彼等。当時の楽曲も名曲揃いで、個人的にはその頃の曲に思い入れが強くはあるけれど、ここ数年テン年代頃の楽曲の当時掴みきれていなかったその楽曲の良さを再発見させられる事が多い。この日もいくつかクライマックスはあったけれど、本編ラストにWATARU.S曰く「19年やっていても老舗感のでない遊び場」であるDaisyBarに捧げてくれた「キャラメルフレイバー」でグッときまくってしまった。刹那と永遠を唄っている楽曲なんだと再発見。一瞬一瞬間違っても迷っても、その刹那の積み重ねの先にしか継続はない。ここ数年というかDaisyBarで何度も観て来ているSISTERJETの歴史の中でも、今、一番絶好調なのでは、と思わせてくれるパフォーマンスでしっかりと19周年イベントをシメ括ってくれた。こうしたタレントを持ったアーティストが、同じ様なタイミングでDaisyBarに出演してくれていたというのもなんか凄い事だとあらためて思った。そして、皆、現在進行形で、尖った最先端の活動を続けていて、更に新たな音楽体験欲を刺激してくれる。それは、インディロックシーン、ライブハウスシーン、その文化を豊かにしている。そして、それぞれ本当に「今」観て欲しい、聴いて欲しいアクトでもある。そうした三組からエールをもらったように、DaisyBarもこうした文化をしっかりと継承し、発信し続けられる場所として在り続けたい。その為にその刹那を全うしてゆこうとあらためて気持ちも引き締まった一夜でもあった。(加)