<DaisyBar Autumn Fes 2007
『GROOVY PARK』>
10/23(Tue)
The John’s Guerrilla/W/フラフラ眼鏡/gimmick bunny junction
VENI VIDI VICIOUSに誘われて、彼等とThe Mirrazが企画してい る深夜のイベントに遊びに行った時の事だった。渋谷の小さなDJ BARで、DJブースの前のフロアーにドラムセットやらアンプやら が組んであって、そこでバンドが演奏していた。Vo 以外は生 音。どこかイギリスの田舎の学生が自分達で機材を持ちよって始めた PARTYみたいで、DJはグダグダだったりするんだけど、バンドは VENI VIDI VICIOUSもThe Mirrazもカッコ良くて、何かホント楽 しくて、かなり酔っぱらってしまった。(いや、ホント仕事離れ ると単純に楽しんでしまうんで、その節はVENI VIDI VICIOUS始 めみなさんにご迷惑おかけしました。)自分たちでこういう PARTYを仕掛けているThe Mirraz、VENI VIDI VICIOUSには 心から敬意を表します。酔った頭で、自分が高校生の時にこんな PARTYしたかったなーと本気で思った。
そんな夜、そこで初めて遭遇し たバンドが このThe John’s Guerrilla。 The John’s Guerrillaが演奏始めたのが深夜だったんで、自分的にお酒も入ってい て、その時の記憶も曖昧だったりするんだけど、単純に、何!?、 このバンドカッコいい~という印象は残っていて、一度DaisyBar でこのバンドを観てみたいと思い、オファーしてこのタイミングで出 演。と、いう訳でこの日の The John’s Guerrillaは二番目の登 場。ライブがスタートして、最初はDaisyBar初めてという事も あってか、まだ落ち着かない様子もあったけれど演奏が進むにつれて独 自の空気、GROOVEを発しだし、完全に会場の空気を持って行っ た。渋谷で観た時は、アッパーなダンスナンバーが多い印象だったけれ ど、この日はもう少し聴かす感じの曲が中心だったと思う。そして、圧 巻だったのが、ラストの曲。突如、危険なアンダーグラウンドな空気を 発し出し徐々にカオステックな演奏に突入して行く様は圧巻で、更に各 メンバーの動きなど、感覚で動いているのか計算なのかわからないけ ど、音とメンバーの動きで全て納得させてしまうモノだった。アンダー グラウンドな空気を出しつつ、きちんと外に向っているのも良かった。 そして(ホント毎度ライブレポートになっていないけど)よ く説明できないけど凄かったっていうのがこの日の彼等のライブの率直 な印象。渋谷で観た時から二ヶ月くらいしか経っていないのに、全く違 う表情のライブで、懐が深いのか、進化のスピードが早いのか、きっと その正体はなかなか掴めそうに無い気がする。只、彼等のライブを観 て、そしてその後少し話をして、思ったのは、彼等自身、自分達世代を 取り巻く状況の認識や、自分達が担って行くべき事など、明確なヴィ ジョンを持っていると、いう事。もしかしたら、この辺の世代で大きな 地殻変動が起きているのかもしれない。もし何かが起きているとした ら、そこに我々大人がどれだけ付いて行けるのか試されてるのかもしれ ない。そんな大袈裟な事まで考えてしまうライブだった。(加)