LIVE REPORT

<SISTERJET 勝手にPARTY Vo.1~>

7/05(Sun)

SISTERJET / The Throttle / 戸渡陽太 / DJ;加藤直樹

SISTERJETが三ヶ月連続で仕掛けるロックパーティー第一弾。彼等との出会いに関しては何度か書いてはいるのですが、彼等のライブを初めてみたのは、DaisyBarが出来て間もない頃、約10年前、たまたま見に行ったイベントで、ヤンチャそうなボーカルが、MCで機嫌悪そうで、何か感じ悪いなーと思って見ていたら、滅茶苦茶ポップでロックな楽曲を演奏しだして、わっ、カッコイイ、凄い、と一瞬で衝撃を受け、やっぱロックとかポップとかこうでなきゃ、と思ったのでした。当時、2005年、洋楽の影響を受けているバンドと言えばNIRVANA、WEEZER、だったりと、90年代色が強かったんだけど、SISTERJETの楽曲は、当時そのどれでも無く、かと言ってルーツのロックンロールでもj-popでも無く、なんだこれ、と思ってたん だけど、今、振り帰れば、まさに2000年代のロックンロールで、それをライブハウスレベルでいち早く鳴らしていたバンドだったと思う。それからアレやコレやあって、2006年あたりから、毎月の様にDaisyBarに出演してくれる様になり、同世代のQUATTROや、その少しあと出て来たVeni Vidi Viciousなどと、文字通りDaisyBarのステージを荒らし回ってくれました。まだ彼等が、DaisyBarに出演する様になる以前、気になってWEBサイトを覗くと、動画がUPされていて、面白いビデオ撮る人いるなー、と思って、それを撮っていたのがマニ君でした。そういった、遊び心や、実験含め、いろんな意味で一足先を行くというか、彼等が切り拓いたモノは確実にあると思います。このイベントは、そんな彼等が、またDaisyBarで毎月ガンガンとライブをして、と言う意味で、原点回帰とも言ってくれているイベントでもあります。まず加藤氏のDJであたたまった客席に、SISTERJET3人が登場し、3人によるアコーステックセッションで盛り上げて、トップの戸渡陽太登場。独り弾き語りでロックを感じる歌声を披露。途中ドラムでSI STERJETのケンスケも登場したりと、じっくり聴かせながらも楽しいステージを展開。そして次に登場はThe Throttle。もうこちらは、ロックのルーツを、ジャズの時代からロックの誕生まで遡った、50年代なロックンロールショーを展開。フロアを一気にダンスホールへ。ロックンロールとは元々ダンスミュージックであったと言う事を再認識させてくれるライブ。そんな彼等がまだ二十代とは恐れ入った。そしてこの日のホストSISTERJET。一曲目ロックンロールナンバーから一気に2曲目ギターストロークで始まるに流れ込みフロアーをアッパーに。MR.LONELY、一聴するだけで、身体が動く、まさに、これぞSISTERJETと言うポップでロックンロールな楽曲。DaisyBarに出ていた頃にはまだやってない曲で、あまりライブで聴く機会がなかったのですが、こうして聴いてみると、やっぱりカッコイイ。と、いうか、正直、当時(今みたら2011年)、音源をもらって聴いた時には、そんなに思わなかったのだけれど、こうしてライブで見て、今、聴くとやっぱりカッコ良くて、しっくり来て、何を聴いてたんだ俺は、見たいな気分になった。色々と試行錯誤はあると思うけれど、彼等の先進性とチャレンジは、10年前からずっと続いているんだとあらためて思った。そして中盤に演奏 された新曲も、異彩を放ちながら、更にライブで肉体感を持って行きそう。そして最後には、DaisyBarに出ていた頃も演奏していた、さよならポケット。アッパーなんだけど、なんか切なくなる色褪せないポップ。こちらで更に一気にフロアーを盛り上げて、本編終了。初期の頃から最新の新曲まで披露しながら、良い意味で時代を感じ無い、これぞSISTERJET、と言う内容だった。そしてアンコールは、The Throttleのボーカル高岩遼と共にで会場を一気に、ロックンロール誕生前夜、バック・トゥ・ザ・フューチャーの世界へ。やっぱりSISTERJETはアメリカだよなー。と、思えば、最後に戸渡君の素晴らしい歌声と共にを披露。やっぱりSISTERJETはビートルズだよねー、と思ったり。と、言う事で、ホント楽しいロックンロールパーティーだった。結成15周年と言う事で、ロックンロールに回帰し、原点に回帰しつつも、その彼等の先進性と進化を確認したイベントだった。あらためて、今、DaisyBarでSISTERJETを観ておいた方が良いです!。と言う事で、次回8/20、オワリカラ、Helsinki Lambda Clubを招いての第二回も必見。楽しみ!!。