<DaisyBar CountDown2011 → 2012
“ MAKE NEW HISTORY ”>
12/30(Fri)
THE NAIVES / the Lucy / cheese young / THE Roll & McCARTNEY
Led Naked / empty page / DJ; 鈴木央
DaisyBar 恒例の COUNTDOWN シリーズ。 2011 年は、 29 日~ 31 日の三日間開催で、この日は二日目。前日も熱いロックンロールが響き、その後の打ち上げは朝まで続き、その熱気を引き継いでの二日目。
まず、若干遅刻気味で滑り込んで来た鈴木央の DJ で二日目 start 。この日トップを務めたのは、 cheese young 。彼等はこの 2011 年 6 月に DaisyBar 初登場し、その後精力的に DaisyBar でもライブを行ってきてくれたバンド。 Vo.G と Dr のツーピースと言う編成ながらツーピースとは思えない厚い音と、 groove を発する彼等。この日も荒れ狂うドラムとギターを思い切り掻き鳴らしながら、マイク二本を行ったり来たりしながらシャウトするヴォーカル。二人のそのまま駆け抜ける様なパフォーマンスでフロアを圧倒させ、その存在感を十分に示した。
そして二番手は、 empty page 。 MC で彼等も言っていたけれど、彼等が DaisyBar に初登場したのは今年 1 月、元墓石泥棒、橋本君のバンドの企画での事だった。早いもので丸一年。その際のライブが印象的で何度か声をかける様になり、こうして年末のイベントにも登場。 3 ピースで New York テイストあり、ソウルフルなテイストあり、 Garage テイストありと、所謂 The Strokes 以降を当たり前に聴いている世代。この日は普段ラストに持ってくるモータウン的なリズムとベースラインが印象的な「 See you again 」を前半に持ってくるなど普段のライブとはまたひと味違うモード。徐々にフロアが暖まってきた所に、シンディ・ローパーの「ハイスクールはダンステリア」というこれまた渋い所を付いてくるカバーを披露。僕世代が 10 代の時に流行ってた曲で ( 当時は皆邦題が付いていたんですよね ) 、これまた渋いというかニクイ所を付いて来る選曲。リフの感じとか残しつつ、彼等らしさ全開のカバーでフロアを更に引きよせ、彼等を初めて観る人達に対しても名刺代わりになったのではないだろうか。
そして、三番手は、 THE Roll & McCARTNEY 。彼等も今年メンバーチェンジなと様々な事があった年だと思うけれど、 DaisyBar 的には、やはり震災翌日 3/12 に彼等の企画があり、それを決行するか否かでギリギリまでやる方向で動いた事とか、 3/14 、震災後初ライブの先陣を切ってくれた事とかホントありがたかった。そんな事をふと思い出しつつ、一曲目は、新体制になって出来た、サイケデリック且つ壮大な長尺の新曲でスタート。この曲もライブでお馴染みの曲となってきた様子で、彼等がこの楽曲で描きたい画の輪郭がみえて来たように思った。その後はファンキーなダンスナンバーを連発、 Vo 大信田がフロアまで降りてきて更にフロアを揺さぶったりと、かなり前のめりながら新体制となっての彼等の形が見えたライブだった。
そして、四番手、 Led Naked 。この日のギターはオリジナルメンバーの丸山。久々に背の高い Vo.g 中川と丸山が並ぶと迫力が増すのもありつつ、これまで見慣れた画なので、何となく彼等の昔の事などを思い出したり。ライブの方は、水を得た魚の様に、イケイケでフロアを沸かせておりました。そして、途中、丸山に代わって、今、 Led Naked のサポートをしている the Lucy の林をステージに招き入れ、一曲披露。その後も客席同様、ステージ上もかなり楽しそうで、まさに年末 ! と言ったお祭りモード全開のパフォーマンスだった。
そしていよいよイベントも佳境に入ってきて、フロアもかなり人が増えてきた所で the Lucy 登場。現在進行系の the Lucy のディスコでダンスなナンバー連発。思わず気持ちよくなるこのループ感で、 Led Naked に負けじとフロアを沸かせた所で、今度は、 the Lucy が Led Naked 中川を呼び込み、中川がギターを弾く形で一曲披露。そう言えば、初めて the Lucy が DaisyBar に出たのは、 Led Naked との 2 マンだったなー、なんて事をふと思い出したり、ホントそう言った所も含め年末モード満載、盛り沢山。ラスト二曲目に演奏された初期のメロウな楽曲も良かった。そんなメロウな雰囲気から一転、最後にお馴染み DAN DAN SAY YEAH!! で、またもやステージ上に人が入り交じりつつ、ディスコ状態で finish 。
そしてトリは、 THE NAIVES 。トリという事でどんなパフォーマンスを見せてくれるか期待が高まりつつ、一見、良くも悪くもマイペースな彼等。しかし一曲目いきなり SUNDAY SHINE でのスタートあたりに、意気込みを感じ、 MC も必要最小限で、シンプルに自分達の楽曲で勝負して行く様なライブ。そして、やはり THE NAIVES 、曲が良い。これを更にうまく多くの人に届ける事ができれば、と、言うのが、彼等の来年の課題か。かと言って三人となり試行錯誤した結果が、ここ最近のライブに結実してきていてライブパフォーマンスの平均値も確実に上がっていると思う。この日も自分達のスタイルで見せきったライブだったと思う。ここから先は、また 2012 年の彼等に期待。と、言う訳で、この日はザックリとですが、世代的にも近い面々が揃い、良い意味でそれぞれを意識しつつ、年末らしい盛り上がりを見せた一夜でした。 2012 年、更にまた彼等に期待しましょう !! 。 ( 加 )