LIVE REPORT

<DaisyBar 1st Anniversary
SPECIAL DAYS>

3/21(Tue)

mercydo/trico/THE SUZAN

aisyBarもおかげ様で一周年と言う事で、この日も連日続く一周年のお祝いイベントの一つ。
まずはTHE SUZAN。1月に初めて彼女達のライブを観た時、そのアイデアとセンスとそれを実行する、girlsならではのPUNKスピリッツを目の当たりにして、あーこういうや方もあるのか~っと軽く衝撃を受け、早速一周年にも参加してもらいました。この日はNYツアーからの帰国第一弾ライブという事で、久々の日本の空気に戸惑ったか、多少堅さが目立つ部分もあり、良い意味でのふてぶてしさが押さえ気味な感じもしましたが、彼女達独自のグルーヴは健在でした。あの音数とあのリフで作り上げて行くグルーヴはかなりカッコいいです。
そして、2番手はDaisyBar初登場のtrico。バンドの生音だけで完結してしまえる鍛練された演奏の力強さや、それに裏打ちされた自信とか、そうしたモノが見事に一つの音の塊になりグルーヴしていて、こちら受け手側は、いつの間にかそのグルーヴに身を任せて泳いでいれば良いという感じで、会場全体をそのグルーヴが完全に支配しておりました。そんなtricoのライブには「身体性」と「ポピュラリティー」がきちんと存在していて、正にROCK’N ROLLのそれだと感じました。ポストロック云々といろいろとあるのかもしれませんが、こういうライブを体験してしまうと立場を忘れて「ROCKも知ら無い奴がポストロックとか言うな!」と余計な事を言ってしまいそうです。
そしてトリはmercydo。tricoの圧倒的なライブの後、やりにくいかなとも思いましたが、トリに相応しいライブをしてくれました。mercydoはオープン当初からコンスタ\ントに出演して来てくれているので、一周年という事でいろいろとこれまでのライブなども思い起こしたりもしたのですが、一回りして確実に大きくなっているなーと思いました。この日披露された新曲も含め、ここ最近の新しくでき上がってくる楽曲はPOPで、開放的な感じでとても良いです。こういうpopさも彼らの良さなので、是非出し惜しみせずにガンガンやって欲しいです。あとVo日置君の少し砕けた一周年のお祝いコメントも非常に嬉しかったです。
そんな訳で、日本の野球が世界一になったこの日、DaisyBarでも軽く世界標準を超えたライブが展開されていたのでした。DaisyBarかなりおもしろい事やってます。(加)