LIVE REPORT

<Find This Man>

5/19(Tue)

The HIGH / The JFK / the tenderness / O.A;天狗☆スター

最強のハードロックブルーズを鳴らし、もうDaisyBarでもすっかりお馴染みというか、多大な存在感を示し、対バンした下の世代のバンドにも支持され、影響を与えているバンドThe JFK。そして、以前、DaisyBarでもイベントなども企画してくれたり、バンドでも何度か出演してくれているマティ氏がベースを務めるThe HIGH。そのThe HIGHをDaisyBarにお誘いした時に、真っ先に浮かんだ対バンがThe JFK。メンバー同士交流もあったりしながら、これまで対バンは無かった様なので、是非、DaisyBarで、と言う事で、両者とも是非に、と言うわけで実現。3マンで考えた時に、やはりDaisyBarで活動している若いロックバンドがいいなと思いthe tenderness決定。そして、天狗☆スターがThe JFKと対バンしたいと言っていたのを思い出し、3マンという企画上、O.Aという枠で出演してもらう事に。と言う事で、ロックな4組で開催。まずトップは、O.Aの天狗☆スター。DaisyBarのスケジュールでも彼等の名前はすっかりお馴染みで、その名前が無い月は無いと言うほど、ここDaisyBarでもライブを重ね続け、成長し続けているバンド。楽曲の作詞作曲を手がける弱冠19歳のギターボーカル原田諭が紡ぎ出すメロディーは、どこか懐かしさを感じさせる王道感と、哀愁あるロック。その声とステージでの佇まいも、貫禄を漂わせる。この日は持ち時間が短い事もあり、アッパーな曲で畳みかけるセット。そのフレッシュな勢いを示した。欲を言えば、彼等の持ち味の一つでもあるスローな楽曲も聴きたかった。そして次 に登場はthe tenderness。元々3ピースバンドであったけれど、現在はギターが加入し4人編成。音圧で圧倒させながらも、そこに負けない唄をキッチリ熱を持って届けるバンド。ほぼ毎回披露され、この日も披露したルースターズのカバーなどから、彼等のルーツがうかがえる。普段はコンパクトに短期決戦なライブをするイメージが強い彼等だが、この日は3マンということで、少し持ち時間が長かったが、余裕と集中力を持って見せきってくれた。そしてお次に登場はThe HIGH。この頃になると、フロアも更にお客さんも入りよい感じ。DaisyBarのステージの低い天井と、お客さんとの近い距離感を存分に活かしたパフォーマンス。そうしたステージングもしっかり絵になる。タイトなロックンロールでフロアを揺らしつつ、MCでも各メンバー「DaisyBarと私」というお題でのMCもあったり、と、その試合巧者なパフォーマンスは、さすが。そしてThe HIGHで沸いた会場を受けて、最後に登場はThe JFK。怒濤の音圧とGROOVEで、フロアを揺さぶり、もうそこからいつものスタジアム感満載のパフォーマンス。この日は、そこに更なる気合いも感じられ、フロアごと一気にもってゆく様は圧巻だった。もうThe JFKの音に、ずっと打たれていたい、と毎回思ってしまう。フロアもかなりの熱で盛り上がり、大満足なパフォーマンスだった。天狗☆スター、the tendernessも、決して悪いライブでは無かったけれど、やはりイベントを通してみるとThe HIGH、そしてThe JFKの、貪欲なまでに突き詰めるパフォーマンスが印象的だった。と、言う訳で、若者にも刺激になったと思うし、アラフォーチームの底力を見せつけられ、勇気付けられた夜でもあった。