<DaisyBar Autumn Fes 2008
“THE SUZAN presents
『PARTY SO HARD~THE SUZAN ワンマン~』”>
10/11(Sat)
THE SUZAN OA:The Little Pinheads
DJ★Sumire/River
THE SUZAN、昨年の10月のAutumnFesに続き、二度目のワン マン。THE SUZANは、
ほぼ毎月DaisyBarに出演してくれて いるので、もう何回もLIVEを見たけれども、毎回新しい事を見せ てくれるし、ホントに毎回凄いと思わされる。日々進化しているバンド。だから毎月の彼女達のLIVEは楽しみで仕方ない。昨年 10月のワンマンは、調度ヨーロッパツアーから帰って来たタイミングだったこともあって、ワンマンでありながら、ヨーロッパモードの新曲ラッシュで実験モードというか、新しさ満載のLIVEで、時間も 1時間程だったと記憶。彼女等がヨーロッパから帰って来てから出来て いる曲は、アルバム「THE SUZAN GALAXY」に収録されているガレージロック寄りの楽曲群とはまた違ったPOPでカラフルな楽曲が多数。LIVEで新旧織りまぜて、いろんなTHE SUZANをたっぷり聴きたい。そんな風に思っているのは僕一人だけでは無いと思う。けれどなかなか普段のLIVEでは時間的に難しいのも事実。と、言う訳で今年のワンマン、タイミング的にもTHE SUZANを存 分に楽しめる様な内容になるのでは無いかと、期待していたけれど、結
論から言うと期待通り、現時点でのTHE SUZANをこれでもかと、たっぷりと詰め込んだ本当に素晴らしいワンマンだった。彼女等の演奏できる楽曲はほぼ全曲やったのではないだろうか。途中アコースティックタイムもあり、個人的に大好きな(LIVEでは一度しか聴いた事の無いスローナンバー)“I Made aSong For You”も聴け たし、うわー、サイケデリックでメチャメチャカッコイイ新曲~、と思って、LIVE後訊いたらTHE SUZANが初めて日本でLIVEをやった時の曲だったり(と、言うか初期からこんな曲作ってるなんて凄い)、そんなレアな曲も聴けたり、当然の様に新曲 もありで、ホントに盛り沢山。そんなLIVEが進むにつれ、フロアーもドンドン熱気も増してきて、更にバンドもフロアーのお客さんを煽るし、終盤戦の盛り上がりは壮絶だった。 本編終了後、何度もアンコールに応え、出来る曲無くなった所で、何曲か本編でも演奏された曲をリプレイ。THE SUZANが、ドイツのPUNKSばかりが集まったイベントでLIVEをした時、セットリストが終わってもまだアンコールが止まないので、まだ出来る曲が少なくて、同じセットリストを何回か演奏したといった様な話を聴いた事があったけど、この日の LIVEの盛り上がりはその時のドイツにも負けていなかったんではないだ ろうか。THE SUZANのワンマンを見て思ったのは、あらためてTHE SUZAN凄い!って事と、音楽性云々は別にして、彼女達のやっている事は、ある意味本来ROCK ‘N’ ROLLの持つ王道なんでは無いだろうかと言う事。この意味を分かってもらえないかもしれないけれど、一度、彼女達のLIVEを見ると分かるのでは無いかと思う。と、言う訳でTHE SUZANワンマン、クライマックスの連続でしたが、個人的には、終盤戦、大盛り上がりのフロアーに向って「踊れっー!」とヴォーカルSAORIちゃんが叫んだ瞬間、グッと 来ました。もうこのままフジロックのGREEN STAGEに乗せても全然OKだし、通用すると思う。それくらい楽しく素晴らしいワンマンだった。(加)