LIVE REPORT

DaisyBar、2015年のまとめ、総決算的な12月末のCOUNT DOWNシリーズ第一目。と、いいつつ、沖縄からやってきてくれたファニーノイズ、そしてGi Gi Giraffeと二組が初登場。と、言う訳でこの日、まず登場したのは、Gi Gi Giraffe。ネットに上がってた音源を聴いてカッコイイなと思い、この日に合いそうってことで、即ブッキング。音源だとキーボード等々の音も入っていたりするのだけど、ライブはギター、ベース、ドラムのシンプルなスリーピース。そのミニマムな編成から淡々と奏でられるGrooveがカッコよくて、ローファイな雰囲気あり、ラップあり、更にはJAZZの要素が入った曲あり。ブラックミュージックから、インディロック、そしてロックンロールと、ツボにはまった。個人的には、2015年を踏まえての2016年の雰囲気を鳴らしてしまっていると思う。2016年、またひとつ楽しみが増えました。そして二番手登場は、The holy’s。2015年もDaisyBarを盛り上げてくれたバンドの一つ。4月、見事SOLD OUTさせた総決算的なワンマン以降、良くも悪くも安定感がでて来た感じはあったけれど、この日は、新曲も披露。The holy’sらしい、勢いで押し切るのではないGrooveで聴かせる楽曲。新曲をやると聞いていたので、どんなのかなと思いつつ、新曲がミドルテンポだったのは意外だった。やはりライブをみている方からすると、こうやって予想を覆してくれるのは楽しかったりする。中盤そ新曲含めスロー、ミディアムな曲を繋げたりと、新たな試み満載で、危うい部分もあったけれど、そういう所含め、バンドのあらたなモードを垣間見れてよかった。三番手はTHE VISION。今年３月、DaisyBar10周年に合わせてのワンマンも成功。その後、メンバーの脱退もあったけれど、即新体制で活動を始めて、2015年もほぼブランクなく、DaisyBarでも活躍してくれた。この日、ボーカルの加賀山が、The holy’sが良いライブをしてたので、やり難くくて、とMCで言っていたけれど、そこは、気負うことなく、新体制になって更にソリッド且つドッシリとしてきた、いつものTHE VISIONをきっちり見せてくれた。そして、こうした流れで観ると、J-POP的要素とインディロックな要素の混ざり具合いが、独自で、他にあまり無いバンドだな、と、あらためて思った。そして4番手は、沖縄より東京初上陸ファニーノイズ。女性二人、男性二人の4人組。オルタナ且つニューウエイブな雰囲気ではあるのですが、MC含め、ホント明るくて、楽曲もそうした明るさとユーモアに満ちた感じ。こちらも自然と楽しくなってくるし、元気になってくる。東京より海外の方が近くて安い、と、海外での活動も多いみたいだけれど、きっとその音を楽しむと言うシンプルなスタイルが、国境も越えて伝わって行くのかと思う。ある意味この日のイベントを覆うような良いバイブスを作り出してくれた。そしてトリは、 CANVAS。こちらもギターの脱退があったこともあり、4月以降ライブをしていなかったのだけれど、今年の締めと言う事で、QUATTROの松坂をサポートギターに招いての編成。新曲も多く、鉄壁のポップミュージックを奏でてくれた。久々のライブということではあったけれど、観ている側からすると、そうした事を感じさせない貫禄も感じた。お客さんが沢山入ったフロアと、その前で演奏するCANVASをみていたら、何故だかあらためて年末だなー、と思った。その理由は良くわからないけれど、とても良い感じでイベントを締めてくれたし、お客さんも楽しんでいるのが伝わってきたからかも。イベントを通じて、お客さんも沢山来てくれて、ジャンルは多様であったけれど、良いバンドが良いパフォーマンスを披露して くれて、お客さんもきちんとその良いパフォーマンスに反応してくれて、とてもHAPPYが満ちた一夜だった。そして一年のまとめというよりも、2016年先取りと言った雰囲気もよかった。2016年全バンドに期待!!。