<BAND A”はじまる”リリースツアーファイナル
「結果、ワンマン」>
2/16(Sat)
BAND A
この日は、BAND Aの東京初のワンマン。「結果、ワンマン」というタイトル通り、このワンマンに至るまでには、いろいろと紆余曲折あったりもしたのだろうけれど、このワンマン、蓋を開けてみれば、SOLD OUTの大盛況の大成功、と言ってよい内容だった。元々彼等との初めての出会いというか、彼等が初めてDaisyBarに出演したのは2011年の秋のサーキット型のイベント。その時、ホントにたまたまDaisyBarに出演した彼等を観てカッコイイBANDだなーと思ったのだけれど、そういうサーキット型のイベントでもあったので、そこで彼等と話したりする事もなく、当時まだ福岡在住と言う事で、なかなか東京でライブやってもらうのも、ハードル高いかなー、と思ったりもしたのだけれど、その後、軽くメールのやり取りをした際に、年明けて春には上京してくるとの事だったので、春に東京来たら出てもらおうと思って、声をかけて、2012年4月、約一年前のAnniversaryで、DaisyBarに出演してもらっている。その時に、いろいろ話をして、個人的には、上京してきたのは、レーベルだったり、何だったりが決まったうえでの上京かと思っていたのだけれど、そういう事では無く、何も決まってないけれど上京してきた、みたいな話をしていたので、これは、凄いフリーエジェントが現れたな、と思ったのを覚えている。そこから、あれよあれよと言う間に、夏にはライジングサンロックフェスへの出演が決まり、この12月に発売になったアルバムの発売も決まりと、ホント一気に状況が加速して行った。そのアルバムの発売が決まった、と言う話を聞いたのが昨年の10月、彼等に出演してもらった時で、この10月のイベントがThe next! Liddell 1974とThe cold tommyとの3マンという企画で(我ながら良いブッキングだなと思いつつ、その10月からまだ半年も経っていないけれど、これと同じ顔合わせ、今やったら、また凄い事になりそうですよねと自画自賛しながら、日々のDaisyBarのスケジュールにはこんな好カードがあるんで、是非Checkしてくださいと付け加えておきます)、その打ち上げの時に、そうしたら、ツアーファイナルをDaisyBarでやってよー何て話で決まったのがこの日。昨年の春に東京に出てきて、DaisyBarにその4月に出てもらってから、まだ一年しか経ってない。この日のMCでも、東京に出てきて、一年でDaisyBarを満員にするって凄くない、みたいな事を言っておりましたが、ホントに凄いと思う。そういう状況を加速させているのが、ライジングへの出演もそうだけれど、彼等の実力で、大きなフェスへ出ても、そのチャンスを、きちんと活かしきってるし、そこからの伸びの勢いは、本当に彼等の実力そのもの。この日のワンマンも、どうなるか分からないけれどワンマンしちゃえ、と言う思い切りの良さと、そうは言ってもそこには彼等の自信がみえる。それは、結果、ワンマンで、結果SOLD OUT!!という事に繋がっていると思う。ライブ自体は、頭から矢継ぎ早に飛ばして、このまま一時間も経たずに終わっちゃうのでは無いかと、少し心配もしたりしましたが、そのまま、アンコール含め全22曲、時間にして二時間弱を完走。中盤戦のミディアムなナンバーを挟んでからの怒濤の後半戦からアンコールの盛り上がりは、圧巻で、見ていてこちらも熱くなりました。3分から4分程の曲の中に、アイデアが詰まっていて、それが決して頭でっかちなものではなく、身体に来る様なリフやリズムで、フロアを自由自在に投げ回す様な、そんな楽曲が次から次に披露されて、刺激的でもありました。彼等の節目とも言うべき一日に立ち会えて本当に良かったと思えたし、結果、ALL RIGHTにしてしまったBAND Aのこれからを、期待せずにはいられない、そんな快心のワンマンでした。(加)