LIVE REPORT

<Droog presents「地獄めぐり」vol.1>

9/22(Sun)

Droog / 爆弾ジョニー

Droogが、自身達の自主企画として、初めて開催するこのイベント「地獄めぐり」。それも三ヶ月連続の2マン。彼等が初めてDaisyBarのステージに登場して、その衝撃的なライブパフォーマンスで我々の度肝を抜いたのが、まだ昨日の事の様に鮮烈に印象に残っているけれど、今、調べたら、それから早4年が経とうとしている。その間に、何度かDaisyBarのステージにも立ってくれていたけれど、バンドしては、活動の拠点を東京に移し、メジャーデビュー等を経て、またこうした自主企画という様な形で、DaisyBarのステージに帰って来てくれるというのは本当に嬉しい。その第一回の対バンは、爆弾ジョニー。前回、こちらもMONOBRIGHT企画で初登場で、圧巻のライブをみせ、強力なインパクトを残したバンド。若きライブ強者の二組の対バンと言う事で、期待も大きく、開演前には既にフロアは満員状態。まず、トップは爆弾ジョニー。序盤ストラップが切れると言うトラブルもありましたが、もう一回、始めからやろう、と、一回楽屋に戻り、ハイパーなナンバーでのメンバー紹介でリスタートさせるなど、まさに生のライブな展開。フロア、お客さんをしっかりと意識し、絶対楽しませる、と言う彼等のパワーに、もうお客さんは身を委ねるだけで良いような、そんなライブ。様々な要素が濃縮されつつ、ライブの展開によって、最後曲なども変更したりと、若いながらに、ライブ感覚というか、ライブにおける反射神経というか、そういうものが、ホントに優れているバンドだと思った。そして、その爆弾ジョニーの熱を受けて、Droogへ。この日は2マンと言う事もあり、結果一時間を超えるロングステージ。個人的にこれまで見た彼等のライブは、長いものでも40分くらいだっと思うので、それを遙かに超えるライブ。短時間で疾走する様な彼等のライブも好きでしたが、こうした長い時間彼等のロックンロールにひたすら打たれまくるのも最高。ボーカル、ギター、ベース、ドラム。もうシンプル極まりない、削ぎ落としたスタイルで、叩き出される音は、もうロックンロールでしかなく、もともとロックンロールってダンスミュージックでもあるんだよなーとか、やっぱりロックンロールバンドはこうやってカッコ良くないといけないよなー、と言う様な事を再認識というか、あらためて思い知らせてくれた。長いライブではあったけれど、アンコール後も更に、まだまだアンコールを求める拍手が止まなかった様に、本当に、もっともっとDroogのロックンロールを浴びていたいと思った。何がロックでロックでないかとか、スタイルとか関係ないとかもありますが、やはり、こういうシンプルでカッコイイ、そしてシンプルだからこそ自由で、もう単純にロックンロール最高!!と思わせてくれるロックンロールバンドは、なかなかいないと思う。そんな彼等の企画、まだまだ二ヶ月続くので、是非Droogのロックンロールに打たれに来てください!。(加)