<THE BLONDIE PLASTIC WAGON 自主レーベル “RAY of RAY records”設立& 4th album”EXTRA SUNS”release Party Second Round『深海で見た太陽』>
1/17(Sun)
THE BLONDIE PLASTIC WAGON / wash? / BAZRA
THE BLONDIE PLASTIC WAGONとの出会いは、もうかれこれ何年前だろうと言う位前で、このDaisyBarが出来る以前、東京のLIVEハウスやクラブの楽しさのを発見し、飲み歩いてた頃、彼等のLIVEを観て、それから普通にお客さんで観に行っていた。DaisyBarがこの3月で11周年になるので、11年以上前。それからDaisyBarが始まって、その年にブロンディが出演してくれて、当時、自分から見たらもうイケイケだった彼等が、このまだ名前も何も知られていないハコに出ると言ってくれたのは嬉しかった。そして、その年の大晦日のDaisyBarの初のカウントダウンにも出演してくれ、その時のパフォーマンスの凄まじさは今でも記憶に残ってる。そのブロンディのLIVEの際、フロアでワチャワチャとしていた中に、SISTERJETやQUATTROの岳士君や、マニ君などもいて 、それがキッカケで、彼等とDaisyBarとも繋がって現在に至るという部分もあり、今思えば、DaisyBarとしていろんな意味で一つのタームポイントになったLIVEだった。そして、THE BLONDIE PLASTIC WAGON自体もその間に活動休止、復活、そしてメンバー脱退などもあり(その節目になる様なLIVEもこのDaisyBarでやってくれたりもしたりして)、紆余曲折ありながらも、こうして、新しいアルバムを完成させて、またそのレコ発イベントをこのDaisyBarで開催してくれるというのは、本当に個人的にも感慨深い。そしてメンツもwash?とBAZRAとの3マン、と、もう濃密。と言う事で、まずトップはBAZRA。ブロンディとは、長い付き合いという彼等の勝手知ったるといった感じのMCと、だからこそ、もう全力で全部持って来ます、という勢いのパフォーマンス。客席をどんどん煽っての終盤の怒濤のダンスタイムは圧巻。もう最初からBAZRAが会場を熱くさせて、この日のイベントの満足度と期待値を更にあげた。そして登場したのはwa sh?。こちらも流石、百戦錬磨。そのオルタナサウンドと熱いパフォーマンスからは、前のめりで前進して行きながら、どこまで行っても彼等が満足することは無いんじゃないか、と思ってしまう。そして、それが決してネガティブに響かないというか逆にポジティブに響く。そのやんちゃな感じがカッコイイ。実際に彼等を観ていると、年齢とか関係ないなと思う。そうした2バンドからの濃密なエールを受けてTHE BLONDIE PLASTIC WAGON登場。MCでは、wash?の大さんのMCを受けてのトークだったり和やかな雰囲気もありつつ、やはり音が鳴れば、もう景色を一変させるサウンドを放つ。これぞ、ブロンディなロックサウンドと共に、ブロンディにとっては北海道なのだと思うのだけれど、誰の胸にもある郷愁や、景色を思い描かせる感動的なパフォーマンスもありで、本当にある意味ブロンディでありながら、ブロンディに捕らわれない自由さというか、そうした新旧織り交ぜたセットリストもホント潔い。もうどんな形であっても自分がいればTHE BLONDIE PLASTIC WAGONだという、篠原の良い意味で、肩の力がぬけた、振り切れた感じが、良いバイブスを放って、感動的なライブだった。イベントとしても、お祝いムードの中にも馴れ合いではない、十年選手ならではのガチンコな三つ巴のLIVEバトルが観られた。なかなか普通に3バンド集まっても、こうはならないし、その核にブロンディがいたからだと思う。イベントが終わってまず思ったのは、ライブハウスって、いいなー、これだよなー、と言うものだった。もうそれは、世代を越えて伝わるものだし、彼等のやっていることも現在進行形のリアルロックだと実感。打ち上げ含め、これぞライブハウスな、楽しく、熱い一夜だった。