<~The next! Liddell 1974 完全復活 3ヵ月連続企画 「ネクストリデルの逆襲~>
11/15(Sun)
The next! Liddell 1974 / the twenties / Helsinki Lambda Club / Crampton
The next! Liddell1974完全復活、「ネクストリデルの逆襲」と銘打たれたこの企画。ネクスト自体、活動休止していたりしたという訳でも無く、ここDaisyBarでも今年3月のDaisyBar10周年イベントにも出演してくれている。しかしその後、ライブをしていたのかもしれないけれど、実際、これまでの彼等のペースからしたら落ちているし、表から見ると、完全に地下に潜んでしまった様に見えたとしても、否定できない。そしてそんな中アナウンスされたのが、この3ヶ月連続企画。新たなアーティスト写真と共に、新音源のリリースも同時に発表された。地下に潜りつつ、新たな音源を制作したと言う事だろうか。そして、この11月、12月の出演者を見てみても、旬の、話題性のあるバンドが集まっている。「ネクスト完全復活」を掲げ たイベントに、これだけのバンドが集まるというのは、本当に、どれだけ多くの人達が、この「ネクスト完全復活」を待ち望んでいたかと言う事の表れでもあるし、ネクストが、これだけのバンドに愛されているという事でもあると思う。そして、この日行われた3ヶ月連続企画のまず第一段。もうオープンから多くの人が並び、チケットは見事SOLD OUT。ここでも、どれだけ多くの人が、ネクストの本格復帰を待ち望んでいたかわかる。まずトップに登場したのはCrampton。まだ名前を見るのも初の人が多いと思うけれど、<死ぬまで生きるもんズ>でボーカルを担当していた、伊藤陵太郎の新バンド。何とこの日が初ライブ。既にトップの彼等がステージに上がる頃には超満員で、彼の初ライブを観ようと言うお客さ んも多かった筈。途中MCでバンド解散後、お笑い芸人を目指してた事なども赤裸々に語られたり、良い意味で一皮剥けたのを感じた。音の方は、彼のソロの弾き語りの延長線上にある様なギターポップで、前のようなハードなサウンドやパフォーマンスでは無いけれど、彼の声質とも合っている気がした。そして初ライブながら40分きっちりと見せきり、もう一つの復活の物語を見せてくれた。二組目登場はthe twenties。もうさすが!。満員のお客さんをビートで揺らす揺らす。タカイの喉の調子が悪かったり、ギターの弦が切れたり等もあったかもしれないけれど、そこを一気にバネにして、後半も更に加速して、更に一気に畳みかけるライブは圧巻だった。三組目登場は、Helsinki Lambda Club。ネクストと会う度に、対バンしようと言う話しをしていたのに、なかなか実現せず、今回呼んでもらえて嬉しかった、とボーカルの橋本がMCで語っていた様に、ネクストへのリスペクトを語りつつ、とは言え負けない、という心意気もその演奏からも感じられ、新曲など披露したりと、久々に観た彼等のライブはポップでありつつも熱くアグレッシブで、更に貫禄が出てきた気がした。そしてそのポップさも、やはり一筋縄では行かない一回りしてのポップさと歌詞が、彼等の魅力だと再認識。彼等の今の勢いをキッチリと見せてくれた。そして、トリに登場はネクスト。もうサウンドチェックから会場の熱が上がって行くのがわかる。そして、始めます、とのコグレの言葉と共に一曲目はこの日から発売となる 新曲「シンガァソング」。最近のネクスト節というか、コグレ節炸裂の歌詞に、ネクストサウンドがマッチした、これぞネクストな楽曲。もうサビの歌詞では無いけれど、これだけ不確かな時代にロックバンドは、君たちはどうすんの、みたいな事をつきつけつつも、そこに答えはあるわけではないけれど、同じ様に葛藤しつつ、やぱり何かがおかしい、と言う事を言う事が大事というか。毒を吐き、愛を叫びつつ、こういう表現で、ポップに昇華できるバンドというのは、なかなかいないと思う。そして2曲目、こちらも新たなシングルに入った「リデルインワンダーランド」へ。もうこの曲でフロアも更に湧き、この楽曲の力を物語っていた。もう、そこから、この日は途中軽いMCを挟みはしたモノの、40分以上、 全9曲を一気に駆け抜けるライブ。もうそのライブパフォーマンスは圧巻で、鳴り止まぬアンコールを求める声が、そのライブの素晴らしさを物語っていたと思う。ネクスト完全復活に偽り無し!。ネクストの凄さを再認識させるライブだった。先程も書いたけれど、やはりネクストみたいなバンドっていないよなー、とつくづく思った。これからまた更に2ヶ月続くThe next! Liddell1974のライブ、是非体験して、音源もGETしてください!。