<DaisyBar CountDown09“GO TO NEXT ERA”>
12/28(Mon)
Veni Vidi Vicious/The John’s Guerrilla/LED NAKED/
Buffalo’3/The Naives/the Lucy/THE BOHEMIANS
いつもの事ではあるけれど、このライブレポート「これを書こう」と思ってライブを観ている時もあるにはあるけれど、基本的には、毎日ライブを観ながら、締め切り近くなった時に、締め切りと締め切りの間のライブを思い出しながら、その時の気分で、その時のライブの事を思い出しながら書いている事が多い。 なので、細部に関して覚えて無い事も多いし、いつもライブレポートになってないなーなんて思ったりもする。そしてホント毎回ライブ観た後すぐに書いとけば良かったなーと後悔する。
そんな訳でこのライブから早くも一ヶ月が経とうとしている。ホントに早い。このイベントは DaisyBar の年末のカウントダウンシリーズと銘打った第一日目。ではあるのだけれど、この何日か前、突如 Veni Vidi Vicious の活動休止が発表された。なので、どうしてもこのイベントでの Veni Vidi Vicious の動向に注目が集まる。と、言うかホントに Veni Vidi Vicious はバンドで出るんですか、なんて言う問い合わせも無い訳ではなかったけれど、もうそこはヴェニを信頼して託すしか無い領域だったりする。仕事を離れて無責任な言い方をすると、ホントは来ないんじゃなんか、みたいなヤキモキ感は彼らっぽいと言えば、彼らっぽい。海外のバンドみたい。でも実際これまで何年かヴェニが DaisyBar に出続けていた中で、いろんな事があったけれど必ずステージには立っていた。そしてその度に彼らのいろんな状態のライブを観てきたけど、実際にちゃんとステージを全うしてきていたし、それぞれ印象に残るライブばかりだ。だからこうして着実にお客さんも増やしてきたんだと思う。と、言うわけで当日。ホントどのバンドも年末らしい、一年の総決算的な素晴らしいライブを見せてくれた。全バンドレビューしたい所ですが、字数の都合でまたの機会という事で。そして、トリ前の The John’s Guerrilla が、前回、キンブラとの 2 マンから一ヶ月半、ツアーを回ってライブバンドとしても更なる成長を遂げた事を証明する、壮絶で、そして只それだけではない love と、貫録とを感じさせるライブを見せつけた。その彼らのライブが終了した時点で、かなり時間押してしまい、住んでいる場所によっては終電もヤバいかもな時間帯でありながらも満員の会場は帰ろうとする人も無く、トリの Veni Vidi Vicious を複雑な心境で待っているという感じだった。そして、 Veni Vidi Vicious の 4 人が何事も無かったかの様にステージに登場。普段と何も変わらない彼らだった。一曲目何をやったかも記憶が定かでは無いくらいなのだけれど、途中 MC で活動休止に関する発言らしきものもあったけれど、核心部分は不明なまま。どのタイミングか忘れたけれど、照明を少し落とした中で、「ケンマ」と入江良介が叫んだ後に演奏された新曲でぐっときた。そして、さらに MC で、 andymori のクレイジークレイマーって曲を聴いた方がいいよ、とか言っていた。活動休止云々とは別に、彼らなりにその日に至ったそれぞれのリアルな物語を現役ロックバンドとして全うしていたと思う。そして、最後に Yeah Yeah Yeah でフィニッシュ。何となく続きを感じさせる終わりではあったけれど。セットリストなども控えてないので、不確かだけれど、個人的に聴きたいなーとおもっていた Ano-Hasienda がセットリストに無かった気がする。この歌詞にある様に Veni Vidi Vicious というバンドは、自ら完成を拒否し、「もう少しで届きそうな」という感覚を常に持ち続けるバンドなのだと思う。決して届きはしない部分を持ち続けるというか。つくっては壊し、壊してはつくり、みたいなライブからもそう思えてくる。そして、更に、僕はライアーとも歌っているし。ホント何から何までカッコいい。どこまで計算で天然なんでしょう。それがわかるまでは、もう少し時間が必要かもしれないですね。ひと先ず Veni Vidi Vicious ありがとう ! 。感謝してます。 ( 加 )