LIVE REPORT

THE SUZANが初めてDaisyBarのステージに立ったのは、 DaisyBarがまだ一周年を迎える前の1月の事。そして、そのカッ コ良さに一目惚れして、その年の3月、DaisyBarの一周年 イベントに誘い、そこからほぼ毎月DaisyBarに出演し続けてきて くれている。これは凄い事だ。一年以上毎月同じハコでライブし続ける というのはそれ程簡単な事ではない。ROCK’N ROLLやPOP LIFEってもの凄く疲れるモノだと思うし。しかし、THE SUZANに 限っては、どんな状況でもマイペースでライブを毎月楽しんいる様に見 える。毎回見事に自分たちのペースでその日を完結させてしまうし、疲 れとか全く見せない。ホント、タフなバンド。
と、言う訳でこの日は、 そのTHE SUZANのニューアルバム｢SUZAN GALAXY｣の リリース記念パーティー。マッカーサー・ア・コンチ、アニメーション ズというTHE SUZANのイベントではお馴染みの二組の濃いライブ に続いてレーベルオーナー曽我部さんのDJ。いろんな曲がかかっ てました。個人的には、ヴァンへイレンのジャンプとか世代的にツボで した。そして、曽我部さんのDJの後にいよいよTHE SUZAN のライブ。オープニングでDaisyBarで撮影された“YOU KNOW NOTHING”のめちゃめちゃカッコいいプロモーションビデオを壁のスク リーンにドカーンと写し出してライブスタート。いつもの様にライブは 進行しているのですが、何か一気に貫録増した感じ。そして、今回は、 途中にキーボートとヴォーカルだけのアコーステックコーナーもあり。 これがまた良くて、彼女等のセンスというより才能を更に感じて、何か 立派になったなーとか思って少しジーンと来てしまった。そして後半は いつもより更にテンション高目で突っ切って本編終了。勿論アンコール もありで、とても良いライブだった。そして、ライブ終了後は、THE SUZANチームもDJブースで大暴れの正にPARTY HARDな夜と なった。
THE SUZANのカッコ良さというのは、何度かこの欄にも 書いてきたけれど、そのgirlsならではの度胸とセンスで、既存 の方法論や、価値観に捕らわれる事なく、その直感で即断し才能を存分 にパフォーマンスしてしまう所だと思う。ホント、インディーでパンク なバンド。かと言ってセンスやアイデア一発のバンドで無い事はこの日 のライブが証明していたし、底知れないパワーも感じた。ホントこのま ま、全世界だけでなく宇宙にまで飛び出して行ってしまいそう。THE SUZAN、恐るべし。(加)