<DaisyBar 5th Anniversary
~ NEW AGE ~>
4/01(Mon)
Large House Satisfaction / Droog /
Mr.Freddie&The Mercury devil / LAZYgunsBRISKY / オワリカラ
昨年 11 月、多種多様なバンドが出演していたショーケース的なイベントでの事。普段なかなか見る機会が少ないバンドが多数出演していて、その中にずば抜けて異彩を放つバンドがいた。そのバンドが Droog 。殆ど何の前情報も無しに、何の心構えも無くライブを見ていたのだけれど、その駆け抜ける様なライブには、ホント驚いた。正直な感想としては、うわ、来た ! って感じ。前情報無く見たので、余計衝撃的だったのかもしれないけれど、こういう出会い頭みたいな事が、ライブハウスにいると起こるので楽しい。ライブ後、少し話を聴いてみると、大分から来た、高校三年生バンドだと。彼らが若いから凄いと思った訳でも無かったので、正直驚いた。日本全国まだまだ良いバンドはいるなーとも思ったし、最近の十代恐るべしとも思った。大分在住と言うことだとブッキングも難しいけれど、 DaisyBar5 周年のイベント月間には出て欲しいなどと思っていた所、調度リリースもあり、その時期に東京にまたやって来るとの事で Droog 出演決定。後はもうシンプルにライブの良いバンドを集めようと思いこの強力な 5 バンドが決まる。ホントこれは面白くしなければと思いながら出演順考え出したら、決めるのに相当時間かかってしまった。だれがどの場所でやっても成立してしまうし、どういう出順でやってもアリで行けてしまう感じ。そんなこんなでどうにか出順も決め、当日。 開場直後から続々とお客さんも来てくれて、開演前には、かなりの人。正直予想以上の反響で嬉しかった。
そして、まずトップのオワリカラ。前回バンドで観たのが、今年の初っぱな。あれから数ヶ月しか経っていないにも関わらず、また更にライブがブラッシュアップされているというかドンドン鬼気迫ってくるというか。ラストの混沌として行くループも痺れまくり。そして、何度も何度もジャンプするヒョウリ君の姿にぐっときてしまった。ジャンプする姿に感動するというのも変だけど、そこに何か、勝手に感じた。彼等は確実にこのイベント最初のピークを作っておりました。そして個人的な話しだけれど、ヒョウリ君は、ヒロの企画の時、いろいろ尽力してくれて、そのとき初めてちゃんと話して、また機会あれば何かやりたいなーと思っていたので、 Anniversary 月間のこのタイミングで出演してもらえて本当に嬉しかった。
そして、二番手、青森県青森市から来ました Mr.Freddie&The Mercury devil 。ミック嬢含め、既に自分達のスタイル、ワールドを確立していると思うし良い意味でブレの無い安定感を案じるし彼女達の存在感は凄い。その成果として、東京にもしっかりとリスナーもつけているし、この日のお客さんのリアクションの良さにも繋がってきていると思う。そして、三番手は LAZYgunsBRISKY 。この日彼女達のステージ衣装は水着だったらしい。らしい、と、いうのは本番中それに気づかなかったからだ。もう会場がお客さんで一杯で、全身が見えなかったのもあるけれど、衣装とかどうでも良いというか、気にならない程、気合いの入った素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたからだと思う。途中調度ブレイクのギターのリフが鳴る所で、ギターからシールドが抜けたか、何かで一瞬ギターが鳴らない瞬間があったけれど、それすら自分達のモノにしてしまうような圧巻のライブだった。彼女達は更にまた一つ突き抜けた様に思う。今年の更なる活躍が楽しみ。
四番手は Droog 。昨年 11 月には、殆ど客がまばらだったにも関わらず、今やフロアは満員。なかなか彼等のライブを目撃する機会の少ない関東圏のお客さんに取って、その正体を目撃する数少ない機会ではあったかもしれないが、多くのリスナーが彼等に何かを期待しているのも事実だと思う。 SE と共に楽器 3 人登場しセッティング。そして、音が鳴り出すと同時に楽屋から Vo のカタヤマ君が一気にマイクスタンドに向かって走り抜け、そこから 4 曲 ( だったと思う ) 一気にノンストップで演奏しきるライブ。迷いは一切見られない。あっという間の出来事だった。もっと見たいというのは当然あったけれど、物足りないわけではなく十分満足な内容。若者は本当に成長が早い。今度は長尺のライブで彼等がどんなライブをするかも見たいと思った。
そしてトリは我らが Large House Satisfaction 。彼等のライブパフォーマンスは、同世代のバンド達の中で群を抜いていると思う。そんな彼等にこの日のトリをお願いした。この日の独特の雰囲気もあってか、ライブの滑り出しがなかなか上手く行かず、エンジンが掛かるのに、少し時間が掛かってしまったのは、残念だったけれど、後半は、調子を取り戻して、彼等の本領を見せてくれ、イベントを締めてくれた。 70 年代な空気感と、かと言ってその形式にはまる訳で無く、今を踏襲しているサウンドとそこに乗る要司君の圧倒的なヴォーカルはホント素晴らしい。そして、バンドマンらしいバンドマンな人間性も含めて信頼しているバンド。是非、彼等のライブを一度体感して欲しい。そんな訳で、怒濤の 5 バンドによる長丁場のイベントも無事終了。ステージからもそれを受けるフロアからも凄まじいエネルギーが溢 れる一夜だった。 ( 加 )