LIVE REPORT

<Groovy Park>

2/07(Wed)

やさしいみらい / Re:Evening mans / the Quartz / アバウトチルドレン / Junkie Machine

この日、DaisyBarブッキングイベント。今後、DaisyBarを、そして日本のインディロック、ポップミュージックシーンを盛り上げて行ってくれるであろう5組が集結!と、いった趣旨でブッキング。まずはJunkie Machine。この2月の時点ではまだ高校生3年生の4人組。最近は高校生バンドの実力も上昇中で、もう高校生という括りも必要ないんじゃないかと思う事も多い。そして、このJunkie Machineもそんなバンドの一つ。技術力は勿論、その佇まいもロックバンド然としていて、一見高校生と思えない。そんな4人から繰り出されるのは、ロックではあるのだけれど、一筋縄ではゆかない、ジャンルでは括り難い多彩な楽曲。パーソナルだけど遊び心溢れる歌詞含めフォーマットに捕らわれない自由さがある。ライブ運びも堂に入っていて、この日最初のバンドとしてフロアーをきっちり盛り上げてくれた。そして二番手はthe Quartz。ボーカルギターの内海 開のソロプロジェクト。と、いうという事ではあるけれど、ライブはバンド形態。言葉も意味もそのメロディーやアレンジ、様々な要素が加わわる事でいろんな文脈で読み取りできる。ウェルメイドな心地良さの中にしっかりと毒も盛り込んでいる。ポップというのはそういうもの。アートとかポップアートとか人の人生を変えてしまうものであるという大前提をしっかり理解しているバンド、アーティスト。ライブを重ねる毎にバンドもどんどんフィジカルが強くなって行き、バンド感も増しその楽曲群のグルーヴも更に強化されていた。そして、三番手はやさしいみらい。ギターボーカル、ラッパー、キーボード、リズム隊という5人編成のバンド。この日はリズム隊が急遽病欠という事で、残り三人による特別編成。特に弾き語りパートは初の弾き語りとの事だったけれど、その曲、唄声で表現力豊かさが際だった。ラストの楽曲ではJAZZYなキーボード、ピアノ演奏をバックにラップ、ボーカルというにミニマムながら、というか、だからこそのグルーヴは見応えあった。こんな時でも、TAKE IT EASY!な雰囲気でパーティー感を忘れていないバンド。次回バンド編成でのパーティーに期待。そして4組目はRe:Evening mans。3ピースのギターロックバンド。ここでこうキテ欲しい!所で、そのツボを突くストレートなギターロック。3ピースでありながら、ぶ厚いバンドサウンドに、耳に残る印象的なボーカル。ロックバンドの色気を漂わせながら疾走感溢れるパフォーマンスでオーディエンスに期待に応え会場をしっかり沸かした。そしてトリはアバウトチルドレン。TENGUSTARの楽曲でサウンドチェックしながら本編に突入。様々な変遷を経て現在のドラム&ギターボーカルの2ピーススタイルに。ミニマムなスタイルで、リズムの芯と歌がきっちりときこえる日本語詞ロック。ボーカルギターmici.の川崎ストリートで鍛え上げられたダウンタウン仕込みの声と度胸がしっかりとバンドの核となる。オルタナ感あるアレンジも増え、二人ながらのバンドサウンドも徐々に進化させている。いつも笑顔の絶えない彼等のライブ。現実がハードでも楽観的に、そこが元気がでるし、今のリアルが垣間見える。そんな彼等ならではのパフォーマンスでこの日を締め括ってくれた。DaisyBar、平日もこんな面白し、カッコイイ。また新たなユーフォリア世代の面白いバンドがDaisyBarにも集ってきている。かなりの人達がそうしてると思うけど、DaisyBarのスケジュールに登場するバンド、要CHECK!!。この日出演したバンドもDaisyBarのスケジュール頻繁に登場するので是非!(加)