LIVE REPORT

<KuNoKu presents
“SHAPE OF SERTAIN LOVE”>

7/11(Fri)

KuNoKu/VENI VIDI VICIOUS/THE KOALAS/PILLS EMPIRE
DJ:68(MONICA URANGLASS)

海外のインディロックからの影響を感じさせるカッコいいバンドが出て きたなーとぼんやり思った07年。その年末そんなカッコいいバン ドを集めてイベントをやってみて、良く分からないけれど、企画した自 分の想像以上の盛り上がりと熱を感じて、なんかこの辺のバンドが来年 あたりいろいろ面白くしてくれそうだなーと思った07年、年の瀬。KuNoKuが、DaisyBarに音源を持ち込んで来てくれたの は、そんな余韻もまだ冷めやらない08年、新年明けてまだ間も無 い時。
音源聴いて、まだ、もうちょっとかなーと思った部分もあったけ れど、そのままその月にVENI VIDI VICIOUSとブッキングで対バ ン。今にして思えば、我ながら乱暴だなと思うけれど、基本的にノリと タイミング。でも、こちらのノリを引き出させてくれるのは、そのバン ドの持っているキャラクターだったりノリだったりする。KuNoKu は、何かそういったノリを持っているバンド。それが功を奏してか、災 いしてか知らないけれど、この半年間、DaisyBarでかなり LIVEをやっている。その度に彼等とあーでもないこーでもないとやるの はなかなか楽しい。
そうした話しの中で出てくるのは、やはり彼等がフ ロアの人達をもっと踊らせたいと言う事。ならばKuNoKu発信でイ ベントをして、フロア埋めるのが一番、と言う事になり、これまた急速 なスピードでこの日のKuNoKu企画が決定。そして、メンツも豪華 でJUSTな布陣。開場と同時にお客さんも続々と集まりTOPの PILLS EMPIREから場内にはかなりの人。
まずは、PILLS EMPIREが 強力なダンスチューンを繰り出し、圧巻のLIVEを披露。フロアも 良い感じ。そして二番手THE KOALAS。こう言った対バンの中でも 自分たちの間合いで、きっちりと唄とGROOVEを聴かす LIVE。彼等の「夢喰い」という楽曲の良さをKuNoKuの相原君から 別の角度から教えてもらい、成る程と思った。そして、VENI VIDI VICIOUS。最近、ベニのことばかり書いている気もしますが、そんない つも通りのカッコいいLIVE。VENI VIDI VICIOUSノリに 乗ってます。
トリは勿論KuNoKu。満員に膨れ上がったフロアに向 け思い切りの良いLIVE。正直このメンツでやり切れるだろうかと 心配しなくも無かったですが、終盤二曲でフロアも大揺れの盛り上が り。最後に披露した、moonlight-sunshineの様にリフとリズムと メロがバッチリハマってフロアを揺さぶる曲がKuNoKuのらしくて 良い。彼等にはそんな更なるヒット曲を期待。そんな感じで KuNoKuの第一回目の企画は多数のお客さんと共に大盛り上がりして終 了。打ち上げも、様々な人が入り乱れ、熱気に溢れておりました。
半年 の間にこうしたシーンへの期待も更に高まり、その中でKuNoKuも 実力を付けて来た事が分かった。只、シーン云々と私も言いますが、最 終的に自分的にはそこはあまり関係無く、こういう熱気やパワー、人が 集まってくる状況が、ライブハウスとして面白いと言う事。それぞれの バンドが自分逹のスタンスでこうした状況をどんどん作って行けると もっと面白くなる思う。
あらためてそんな事を実感させてくれたイベン トだった。
DaisyBar加藤