LIVE REPORT

<ROCKERS meets
Daisy Bar 4th Anniversary Special>

3/04(Wed)

Live:a flood of circle/The Mirraz 
DJ.片平実(Getting Better)/福田秀隆(ROCKERS)

DaisyBarがOPENした2005年。片平さんと会って話してちょっとしたキッカケで、その6月から始まったROCKERSですが、もうすぐ4年。今年からLagunaに移動して開催して おりますが、更に盛り上がる一方。4年間毎週というのは凄い。
片平実という人物のロックに対する想いというか、もうロックそのものみたいな感覚を毎週見せてつけてもらっている。日本のロックの歴史の中でこれまで、彼の様な存在はいなかったのではないかと思う。そんな ROCKERSもDaisyBar4周年という事で久々LIVEありのSpecial版でDaisyBar開催。バンドはa flood of circle、The Mirrazという、今、注目の二組。ROCKERSにこのバンドの組み合わせ、そしてDaisyBar4周年と、素晴らしくJUST!!!。 そのJUSTな感じは、やはり多くのリスナーにも届いていた様で、 当OPEN前から長蛇の列。当日朝、片平さんからの提案もあって急遽予定を変更して、DJブースをフロアからステージ上へ移動しておいて良かった、と職務上ホッとする。そんな感じでフロアはドンドン人で埋ってゆき、いっぱいに膨れ上がった所で、片平さんの紹介でまず最初のバンドThe Mirraz登場。
 The Mirraz、 DaisyBarで観るのは久し振り。何か普通に観客になって観てしまった。
踊れるアッパーな曲もやっぱりカッコいいですが、「シスター」とか、 「愛なんかよりもっといいもんがありそうな気がしてきた」とかミドルの聴かせる感じの曲もこの日聴いてグッときました。かと思えば新曲の、ぶっ壊して、というフレーズがリフレインされるパンクな曲もThe Mirrazらしくてカッコ良かった。MCは相変わらずの畠山節で、個人的にはMCの度に何を言うのかなーと緊張するのですが、彼なりのお祝いの言葉ももらえて嬉しかった。別に自分はロックじゃないし、みたいな事をこの日のMCでも言っていたけれど、ここまでロックの必然を受け入れながら体現できているバンドはいないと思うし、もしロックやポップミュージックが進化を前提とするならば、絶対にThe Mirrazの様なバンドが出てこなければならないと思う。只、パイオニアの宿命で、今それをThe Mirrazだけが引き受けている部分も多くて何かと苦労も絶えないと思うけれど、The Mirrazがやらないと!、みたいな事を打ち上げも終わり帰りたそうにしているメンバーを捕まえて延々語ってた気がする。迷惑掛けました。
 そして、DJを挟み、a flood of circle。ステージの熱も会場の熱もドンドン上がって行って一気に見せ切ってしまう怒濤の嵐の様なLIVEだった。a flood of circleに一番最初にDaisyBarに出てもらったのが、2006年10月。正直フロアはガラガラだったけれど、今でもその時の貫録あるLIVEは覚えている。そこから、 一気にここまでフロアを沸かせるバンドとなって、更にDaisyBar のステージに立ち続けてくれているのは本当に嬉しい。当時には無かった新しい名曲もガンガンと演奏されているけれど、どの楽曲も当時の彼 等から、決してブレてないし、彼等の芯にあるブルーズを更に鋭く研ぎ澄まして行った様な楽曲とLIVEは観ていて圧巻だったし、感無量だった。
そして、LIVE終了後は、DJブースをステージ中央に移してのDJTIME。この転換中に、大晦日に続き、Mr.テキーラ69テリーさん登場。もうこうなったら、恒例のテキーラTIME。フロアもDJ陣もアルコール度数が上がり、まだまだ夜はこれからなダンスモード全開。終始ハッピーなモードでみんな笑顔でホントに最高のPARTYだった。片平実、The Mirraz、a flood of circle、それぞれが、それぞれの核心に様なモノを持っていて、それが見事にぶつかりあい、お客さんと一緒にその先の何かを見せもらった様な気がした最高の夜だった。そして4周年のこのタイミング でそんな最高にロックな人達とそしてたくさんのお客さんと最高の夜が過ごせて本当に嬉しかった。(加)