<DaisyBar Autumn Fes 2013
~Well Come Home~>
11/22(Fri)
THE SUZAN / NOWEARMAN / The Eglle
今年もTHE SUZANが帰ってくる!!。と、言う事で、New Yorkへ活動の拠点を移している彼女達が、今年もこの時期一ヶ月程帰って来るという事で組まれたツアーのFINAL。今年もその地に、ホームと言ってくれている此所DaisyBarを選んでくれたのは嬉しい限り。対バンはNOWEARMANとThe Eglle。どちらのバンドも現在の欧米のインディーシーンと音楽的にリンクしているバンド。まずはThe Eglle。彼女達も本来女性3人組であるけれど、この日は、ドラムはサポートでの出演。男前且つ、女性ならではの繊細さを感じさせるオルタナサウンド。本人もMCで言っていたけれど、この日はTHE SUZAN、そしてNOWEARMANとの対バンという事で、少し序盤は緊張気味だった模様。その堅さが少し伝わってきたけれど、中盤からバンド自体がドンドンうねり始め、後半は貫禄も感じさせるパフォーマンスで、きっちりと存在感を示していた。そして二番手はNOWEARMAN。もう最初の音が鳴った途端に、ぐっとそのGrooveの中に取り込まれ、ライブが進むにつれ、もうこのリフのループにのってずっと身体を揺らしていたいと思ってしまうような感覚に。三人から繰り出されるそのミニマムというか、必要最小限で最大限というか、必然性しかない音と言葉で繰り出せるバンドサウンドは、なかなか他に無いと思う。彼等も以前からDaisyBarに出演してくれているけれど、芯を強くしながら更に進化をし続けているのを感じた。この日は40分ステージで、これだけ長い彼等のライブは始めてだったけれど、あっという間でクール且つインパクトあるパフォーマンスだった。そしてトリは、THE SUZAN。フロアには、DaisyBarで彼女達が毎月ライブをやっていた時にも良く観に来てくれていたTHE SUZANヘッズ達の姿も多数。ホント皆、一年、この日を待っていたと思う。そしてそのTHE SUZAN、この夏にベースのIKUEちゃんがバンドを卒業という事で3人に。そういうトピックは、普通バンドとしてはそれなりにシリアスなものかなとも思うのですが、この日のTHE SUZANを見る限りでは、全くその様子は無し。ベースをキーボードのRIEちゃんがもう一台キーボードを増やして鳴らす形に。そして、SAORIちゃんのボーカルも、NICOちゃんのドラムも、よりパワフルになっていた。思えば、THE SUZANと出会ってから早何年、初めて会った時から、バンドの編成は、もう何度も変わってきていて、その時々の状況の変化をポジティブに受け止め、常識に捕らわれず、且つブレずに変化を繰り返す彼女達は、ホント凄いと思う。ライブの方は、まだ音源化されていない新曲も多数。新曲は、かなりオリエンタルな雰囲気を感じさせるものが多い気がした。昨年も披露していた、東京を想って作ったという曲も、今年も演奏され感動的だった。中盤から後半にかけては、少しおとなしめだったフロアをグイグイ煽りつつ、お馴染みの代表曲HOMEで会場全体で盛り上げ、uh-ahで更に会場を煽り本編フィニッシュ。そして、ここからそのままズルズルとアンコールTimeへ。会場からリクエストとったりして、デビュー曲のplay the guitarを演奏したり、アットホームな中にも見所満載のアンコールTimeだった。一年振り、そして3人になったTHE SUZANを観て、この3人のそれぞれの才能の凄さを再確認。そのポジティブなパワーと、チェレンジし続ける姿に、あらためて元気をもらった。そして、皮ジャンを着てNew Yorkで、THE SUZANを観たいとも思いました。(加)