LIVE REPORT

<KATO’S BIRTHDAY GIG’22>

8/14(Sun)

The界隈ズ( Vo:加藤良行 / Gt.Vo:加藤マニ / Dr:松坂勇介 / Ba:オオナリヤスシ / Gt:KENSUKE.A)
Veni Vidi Vicious(東京) / SISTERJET / 真空仏陀契 / etymon
DJ:うどん(Club Oh-Yeah!!!)

8/14、私DaisyBar加藤の誕生日。ならば誕生日を口実にイベント組もうという事で十数年前から始めたこのイベント。いつのまにか私も錚々たる面々とバンドまで組んで出演する様に。この日はそんなイベントの2022年版。このイベント組み出した当初に、DaisyBarによく出入りしてくれていた、現在映像ディレクターである加藤マニ君も(年齢は違うのですが)同じ8/14が誕生日ということで、それなら一緒にバンドやろうとお誘いして(マニ君的には半ば巻き込まれ気味に)、毎年誕生日に一緒にバンドをやってくれ、現在に至る。それが今回14年目。マニ君と初めて会ったのは、DaisyBarがまだ出来て間もない頃。彼がまだ学生だったか、卒業したばかりだったか。そのマニ君を紹介してくれたのが、SISTERJET。そのSISTERJETがフジロックのROOKIE A GO GO!!に出演することになり、その同じ日のROOKIE A GO GO!!に出演していたのがVeni Vidi Vicious。それをキッカケにVeni Vidi Viciousを知り、DaisyBarに出てもらう様になった。それが2006年。その2組がいて、そしてSISTERJET、Veni Vidi Viciousの影響受けまくったその少し下の世代のetymonがいて、更に新たな世代の真空仏陀契がいて、十数年間毎年DJで盛り上げてくれている、うどんさんがいて、もう時空がゆがみまくって、マルチバース状態。そんな豪華な面々が揃ってくれ、本当に嬉しい限り。という事でトップはVeni Vidi Vicious。ライブ自体4年振りくらいとう話もしていて、更にDaisyBarでのライブとなればそれ以上振りという事に。そのライブを観ようと多くのお客さんがつめかけてくれた。そんな彼等のLIVE。四年ぶりとは思えない、ブランクを感じさせないとかのレベルではないGROOVEと存在感。新曲含めミドルから、スローテンポの曲が多かったけれどもライブを進めて行くウチにどんどんGROOVEが加速して行くし、入江良介のボーカルも凄みを増して行くし圧巻。ギター3本の絡みもカッコイイ。彼等がこうやってまたステージに戻ってきてくれた事は、インディロックシーンにとっても我々リスナーにとっても貴重だとあらためて実感。そしてetymon。Veni Vidi Viciousと次のSISTERJETに挟まれて、その圧にやられた感じもしたけれど、彼等らしいオルタナ拗らせポップをしっかりと聴かせてくれた。そしてSISTERJET。こちらもDaisyBarには一年以上振り。今回は30分のセットという事もあってか畳みかけつつ、楽曲をしっかり聴かせるセットリスト。ロック且つポップな3ピースバンドとしての彼等のカッコ良さを再認識。やっぱりライブハウスにいて欲しいバンド。この日の懐かし顔ぶれという事でカウント2も披露してくれたけれど、懐かしいモードはそれくらいで現在進行系のSISTERJETを見せてくれて、これから先の彼等への期待もまた膨らんだ。そして真空仏陀契。この唄に意味なんてない(だったか)といった歌詞のパンクナンバーも印象的。彼等がそれを言うカッコ良さ。彼等自体がアベンジャーズみたいな存在なのに、今回彼等がこの企画に出演してくれたことでマルチバース度が増したというか。新しい風をしっかり吹き込んでくれて、よい具合に掻き回してくれた。そして我々界隈ズ。夏だし、暑いし、難しいこと考えずパーティーしようぜ!なパーティーモード全開の選曲で楽しくやらせて頂きました。こういう時のマニ君はじめ界隈ズのメンバーの選曲のセンスとかもう流石。演奏面も勿論ですが、ホント普段私など気付かない様な角度で、音楽やポップミュージックを捉えていて、一緒にいるだけで勉強や刺激になる。そしてDJうどんさんも、最初から最後まで、RadioHeadから尾崎豊まで、出演者の流れに即座に反応する懐深い選曲で盛り上げてくれた。と、いうことで各出演者濃厚且つトピックや情報量多すぎて、全然収まらないので、駆け足にならざらるを得ず、その熱をまったく伝え切れていないけれど、それ程濃い一日で、お客さん含め素晴らしいバイブスの最高のパーティーだった。本当に皆さんに感謝しかありません。ありがとうございました!。世の中いろいろありますが、パーティーは続いているし、新しいパーティーはとっくに始まってるね。(加)