DaisyBar

LIVE REPORT

2011.1 JANUARY


■LIVE REPORT■
2011/1/30(sun)
The Suzan New Album『Golden Week For The Poco Poco
Beat』日本盤リリー ス記念 ワンマンライブ!
〜 it's the POCO POCO HARD! 〜>
Live : THE SUZAN DJ : Tanuki BLD.

と、言う訳でいよいよTHE SUZANのワンマン。これまでTHE SUZANのワンマンは何度かDaisyBarでやってもらったけれど、今回は、遂に全米アルバムデビューも飾って、その日本盤の発売直後のタイミングでのワンマン。昨年末帰国して、カウントダウンライブ
出演後、年明けてからのこの一ヶ月の短期間に、i tunesストアでのアコーステックライブ、ミステリージェッツのOA、そして九州、京都、大阪、名古屋を回るツアー、そして各地でのインストアライブとかなり勢力的に国内を動き回り、ここDaisyBar に帰ってきたTHE SUZAN。これまでのワンマンに比べ周囲の状況は確実に変わってきたのは何となく感じていたけれど、この日、オープン前に出来た客さんの行列と、結果的にほぼSOLD OUTな状況まで膨れあがったフロアを観て、ホントTHE SUZANの存在が更に多くのリスナーに認知されて来たのを実感。フロアはオープンと同時に一気に埋まって行き、ライブ前には満員。そして期待高まる会場内の客電が落ちた所で、ステージ脇のスクリーンにこのツアーでの各地のライブの模様が映し出され、最後に「THE SUZAN IS BACK TOKYO 」(だったかな)の文字。と、同時にメンバーがステージに現れ、キーボートの音とベースの音が静かに鳴りだしTHE SUZANのワンマンスタート。お客さんにクラップさせたりしながら、COME COMEに流れ込み、3曲目にアルバムのリード 曲でもあるHOMEのイントロが鳴りだした所でまだ少し堅い雰囲気だったフロアも一気に沸きだす。と、細かくレポートしようと思うのだけれど、もうこの辺から怒濤の楽しいモード全開。一曲毎
に曲を演奏しては、MCというかおしゃべりというかが入ったり、お客さんとの掛け合いもあり、ある意味アットホームな雰囲気であり、もう完全にTHE SUZANのペース。ホント盛り沢山過ぎて、順序が定かではないけれど、世界初披露の新曲あり、国内盤の
ボーナストラックに収録されている、Mike snowのAnimal や、telexのMoskow Diskowという普段ライブで見せた事の無いカバーも披露したり(Moskow Diskowあたりではフロ
アもかなりのディスコ状態でした)、NICOちゃんとIKUEちゃん二人によるRAPコーナーあり、1st EPのPLAY THE GUITARあり、と終始お客さんを楽曲で巻き込むライブを展開。そして、盛り沢山の本編の締めはHIGH&LOW。ここまでで既に20数曲。そしてアンコールを求める声に応え、再びステージにメンバー登場。ここからが、THE SUZANの真骨頂。もうやる曲が無いから、という事でお客さんからやって欲しい曲のリクエストを募
る。そこでまず本編でも演奏したDEVILSのアコーステックバージョンを披露。そして、お次はThe StrokesのカバーTKE ITOR LEAVE ITのリクエストの声に応えつつ、歌詞よく憶えてない、リクエストした人に唄ってもらおう、という流れで半強制的に、リク
エストしたお客さんがステージに上げられ、そこから、じゃカホンも誰かにやってもらおう、とまた一人ステージに上げられ、男ばかりじゃステージが男臭いから女の子も、と、言う事でマラカス振り係で、今度は女子が指名されステージに上げられて、といつのまにかTHE SUZAN大人数に。そこで、みんなでThe Strokesを演奏。いやいやホントフロア、ステージ、会場中笑顔。そしてこの辺の記憶が曖昧なのだけれど、またお客さんが指名されたり、有志だったりがステージに上がりこれまた更に大人数に膨れあがったTHE SUZANが、再びHOMEを演奏。もうDaisyBar全体がTHE SUZANでした。もうその光景は感動的だった。これで大団円かと思ったのだけれど、もう1曲やろうとい事で、また少し作戦会議があり、リクエストに応えYOU KNOW NOTHINGのイントロ演奏した所で、曲が思い出せないとの事で、却下。最後は1stEPからのMy Bluesで終了。最初は少しハラハラしながら観ていたワンマンだったけれど、いつの間にかお客さんと同じ様に笑って一緒になって楽しんでる自分がいた。THE SUZANを観ていると、自分もTHE
SUZANになりたいと思う。きっとこれは僕だけでは無い筈。で、彼女達のライブを観ていると誰でも楽しめる筈だし、できる筈と言っている様にみえる。ホント、このワンマン観ていてこれまでの事とか思い出して、ぐっときた瞬間もあったのだけれど、何か集大成というより、これからが楽しみになってくる、先しか見えないそんなライブだった。ホント最高の時間、空間でした。アメリカでも大暴れしてきてください。そしてまた待ってます!(加)