2005.12 December
12/24(sun)<街の風景〜How low? X'mas'05〜>
猫背不眠症 クリープハイプ Dr. Fat's Future
イベントごとは好きなので、当然クリスマスも、飾られた街の景色も好き。でもやっぱり捻くれた性格なので、華やかな祭りの裏も見ろよ、みたいなのもある。そういう流れならDaisyBarのクリスマスはまずはこの二組かなって事で、猫背不眠症とクリープハイプ。彼らの切り取るリアルな街の風景、物語を是非クリスマスに聴いてみたいなと思って。そしてもう一つDr. Fat's Future。
まずは、Dr. Fat's Future。いろんな意味で経験不足な点が出てしまっていたライブでしたが、いろんな事がハマる様になれば面白くなって行くと思いました。まだまだ若いし、何事も経験ですよ。
そして、二番手クリープハイプ。Vo.Gの尾崎君は何度か弾き語りでDaisyBarのステージには登場してくれているのですが、バンドでは初。普段弾き語りで聴いている曲もまたバンドによって躍動感が出ていたし、バンドで初めて聴いた曲も良かった。相変わらず尾崎君はいい顔して唄うし。そしてそのハイトーンな唄声で紡ぎだされる物語は、ツボにハマりまくり。シチュエーションとか、メロとか。次の猫背不眠症も同じで、その視点や、物語の落とし方とか、驚かされる事が多い。登場人物もかなりのキラだし。この日も一曲目から(歌詞の中で)人殺してるし。クリスマスなのに。そんないつもの(個人的に)馴染みな曲以外にも、突如メタルばりにキックが連打される曲あり、まさかのクリスマスソングも披露され、猫背の楽曲の幅の広さを再認識。ライブは最後「耳たぶ」で、一気に加速し昇天しました。
クリープハイプ、猫背不眠症の楽曲からは、「別れ」や「終わり」や「死」と言った事が、聞こえてくるのですが、だからこそ「生」をリアルに感じるし、グッとくるんだうなーなんて、ふとこれを書きながら思った。当たり前の事か。うん。だったらクリスマスにぴったりだ。個人的にやってほしかったそれぞれの名曲を猫背もクリープハイプこの日演奏していないので、今度はそれも込みでガッツリまた対バンして欲しいな。次もやっぱりまたクリスマスかな。(加)