2006.4 APRIL
2006/4/15 (Sat)
<mirrorball weekend >
マッドPA/THE SUZAN/sister jet/妖子
週末にこのメンツ。DaisyBarの一つの側面を象徴している様な企画です。トップの妖子は、単純にポストロックという言葉では括れない根っこにパンクを感じさせる(ポストパンクだね)見所多い今後に期待できるライブだったし、THE SUZANも、かなり攻撃モードでやっぱりこうでなきゃ!というライブを披露してくれたし、トリのマッドPAも、新体制になって良い意味でのアクの強さが出てきてこれからの爆発を予感させるモノで、全て詳細にレポートしたくなる日でしたが、今回は3番目に登場したsister jetに字数を割きたいと思います。
と、言う訳でsister jet。1曲目「La Ladance」の強烈なイントロが鳴りだすと一気にアクセル全開。続いて「bye bye」と、最新のCDからの2曲でスタート。(このCD個人的に数ヶ月ヘビーローテーションです)。そして3曲目にはrevolution!なイントロから一気にポップで切なく展開してゆく新曲も披露。4曲目は、と書いて行くと字数が完全に足りなくなってしまうのですが、そうやって書きたくなる位、各楽曲良いです。ポップであることを恐れない気持ち良いフレーズが次々出てきます。60年代と現代を縦横無尽に行き来する演奏にのって唄われているのは、基本的に「I love You」「I miss You」。壮大な物語も直接的なメッセージも特に無いのですが、過去の名曲達がそうであった様にその中に普遍性を感じるし、そこに感動もしてしまいます。そして例えば根本に「NO」を持って表現するROCKがあるとしたら、sister jetは「YES」と言う事によって、逆にラジカルにROCK'NROLLしているバンドではないかと思います。ま、これは彼らのライブを観た理屈好きなオヤジの印象です。
sister jetの音楽はそういうオヤジだけでなく、もっともっと多くの直感的なBOYS&GIRLSに届くものだと思います。そして彼らのライブは今以上に爆発してゆく筈です。この日、打ち上げでTHE VINESやダフトパンクが鳴り響く中danceする彼らを見ているとそう確信せざる得ませんでした。
ちなみにこの日の記憶はダフトパンクあたりで途切れてます。(加)