DaisyBar

LIVE REPORT

2010.12 DECEMBER



2010年12月31日(金)
<DaisyBar CountDown“mirrorball YearEnd2010→Hellow
Happy New Year2011”>
THE SUZAN/Czecho No Republic/
Large House Satisfaction/LAZYgunsBRISKY/
THE BOHEMIANS/the blondie plastic wagon/supernova
チェインソウズ/ ピンク・グレープフルーツ

 毎年恒例の大晦日のカウントダウンイベント。19:00、トップ supernovaスタート。2010年はサワキリョウの企画やCUEなどで出演してくれて、その中で彼等の怒濤のbeatとgrooveは体感していたのだけれど、これまでのライブではやりたいことに体がついてきていないという様な印象も少しあったのだけれど、この日のライブはこれまでのそんな印象を一掃させる様な、シャープなライブで、これまで正直少しout of dateに感じた 人力ダンスビートもフロアのお客さんの体にフィットさせているというか肝をツイてきていてスタンダードに昇華させていて、supernovaのバンドの輪郭を明確に感じる事ができ た。MCで2011年DaisyBarでワンマンライブします宣言も飛び出したので皆さん忘れずに。そして二番手はCzecho No Republic。タイトでクールな演奏とラフというよりグタグタなMCを行ったり来たりしつつ、それでいてツボを押さえたパフォーマンスはさすが。ドライでポップな瞬間的な輝きが随所にみられる彼等らしい良いライブだった。このバンドが今日に至るまでの一年の物語を語る事も可能だけれど、逆にそうした物語性を排除し、ハイセンスなPOPを奏でるインディバンドが2010年に新たに生まれたという事、そうしたシンプルな事実を再認識させてくれた。
そして、三番手はTHE BOHEMIANS。終始THE BOHEMIANS節炸裂。かなり荒々しい演奏だったりするのだけど、ラストに演奏されたロックンロールという曲に代表される様に自分達の中の確信がもう会場全体をひっぱている感じ。平田君のダイブもありでお客さんも大盛り上がり。やっている事は一年前と変わらないのかもしれないけれど、それでいて2011年ホント何かやってくれそうな雰囲気がバンバン漂うライブでした。その後を受けて登場したのはピンク・グレープフルーツ 。相変わらずのマイペースで、彼等の特徴でもあるコーラスワークもばっちりで、演奏をしっかり聴かせつつも、ミドルテンポながら、あげて行くそのgrooveは、フロアの隅々にも届いており、みな良い具合にユラユラと揺れておりました。そしてお次はチェインソウズ。もう始めからガンガン飛ばして行って、ここ二、三回、不完全燃焼気味だったライブの鬱憤をこの年の瀬に晴らす様な、完全燃焼しきったライブを見せてくれました。今年のこのイベントで特徴的だったのは、海外のお客さんが多かった事。オープンから来てくれていた方も多かったけれど、この時間帯から更ににインターナショナル度とフロアの人口密度も上がって来た。
そんな中、LAZYgunsBRISKY登場。この日ハシゴライブ三本目にも関わらず、全くそうした事を感じさせない全力疾走のライブ。2010年7月のワンマンのあたりからの吹っ切れ具合が加速して、ロックバンドの風格と余裕も出てきた。そんなバンドのパフォーマンスで場内も沸騰。この日何度目かのピークを作り出してくれました。
LAZYgunsBRISKYが終了した段階で、2010年も残り40分程。皆で年越し蕎麦などを食しつつ、THE SUZANの登場を待つ。そして、残り10分を切ってきた所で、THE SUZAN登場。一曲目終わった所で、新年まで3分弱、どうするかと思いきや、そのままhomeのお馴染みのイントロが聞こえてくる、曲が終わる前に年が明けてしまいそう、と思ってドキドキして見ていたら、曲の途中でリズムにあわせて、みんなでカウントダウンして、ハッピーニューイヤー!!!2011年は、THE SUZANのhomeで迎えました。もうそこからはTHE SUZANの圧巻のハッピーなライブ。会場には笑顔が溢れ、最高の年越しでした。THE SUZAN最高!!!。
そして、年明け一発目はthe blondie plastic wagon。一年目のカウントダウンでの伝説的なライブから活動休止中を除けばフル出演。丸一年ぶりに見たブロンディ、just one more kissの様な以前からの楽曲もきっちり披露して確実にお客を持って行きながら、最後に個人的には初めて聴いたポップでエッヂの効いた楽曲のような新機軸も聴かせてくれたり、今までの自分達も肯定しながらも新しいモノも出して行くという、キャリアあるバンドでいながらも、更なる期待を持たせてくれるライブだった。そしてトリはLarge House Satisfaction。海外のお客さんも含めアルコール消費量も上がったフロアの更なる音への欲求を満足させ驚かせるには十二分な ロックンロール爆弾って感じで、もうドカンドカンと繰り出す曲繰り出す曲ジャストミートで、きっちりとイベントを締めてくれました。ま、もう一曲くらい聴きたかったけど。そんな訳で長丁場のイベントも多数のお客さんと共に無事終了。2011年楽しみでしかない、そんな年越しでした。ありがとうございました!!!(加)