2026年2月12日
Groovy Park~Otto Benson JAPANTOUR~
Otto Benson/Golden Katies!!/アハ体験/Avant-garde Club
ニューヨーク、ブルックリンからソロアーティストOtto Bensonが来日。この日は、その日本ツアーの一環としてDaisyBarに出演。まずそのOtto Bensonがトップで登場。一人、イスに腰掛けながらエレキギターを演奏し、唄うスタイル。ミニマムなエレクトリックギターサウンド。時にそのギターサウンドをループさせ重ねながらCOOLにGROOVEしてゆく。そして物静かに語らう様に唄いながらも力強いボーカル。まさにUSインディーなサウンド。一人のパフォーマンスにも関わらず、オーディエンスをそのミニマムなサウンドでグイグイ引き込んでゆく。緊張感ある雰囲気の中でふとリラックスする様な瞬間に、生まれる音とGROOVE。音圧とはまた違った力でオーディエンスを圧倒する。個人的にニューヨークといえば、グリニッジ・ヴィレッジのボブディランだし、ヴェルベットアンダーグラウンド、ルー・リードだし、ストロークス。まさに憧れの象徴。けれど、今やマンハッタンはトランプタワーに代表される様なセレブなハイカルチャー的なイメージ。そんな中で、こうして(マンハッタンではないけれど)、ニューヨークはブルックリンからやってきてくれたOtto Bensonによるサウンド、パフォーマンスをライブでこうして体感して、まだ私の好きなニューヨークのポップカルチャーはリアルに綿々と街に息づいているんだと実感。この日一発目から素晴らしいパフォーマンスだった。そして二番手はAvant-garde Club。まだ十代のメンバー中心のバンドではあるけれど、そんな圧倒的なパフォーマンスの後でも自分達らしく、彼等ならではのロックショーを展開。楽しくそして時にはホット且つエモーショナル。そして彼等のオーディエンスもいつもながら最高なバイブス。Avant-garde Clubがそのルーツを海外のロックンロールやR&Bやポップミュージックなど日本の音楽だけでなく、その外側にも求めてゆくように、彼等のオーディエンスにもよい意味でのオープンさを感じる。そんなグッドバイブスなフロアをしっかり盛り上げてくれた。そして三番手登場はアハ体験。KiQの(DaisyBar的には、余命百年でよく出演してもらっていた)やまのは君がギターを弾くバンド。フルート、ギター二本、リズム隊という編成。各楽器、音が有機体の様に絡まりあったり形を変えてアメーバの様に広がったり。時にダビーに、時にファンキーに。かと思えばメロディアスに。行き先不明の難解GROOVEに見えて、かなりフィジカルだし快楽的でポップ。まさに音楽体験とも言えるパフォーマンス。これまた圧巻だった。そしてトリはGolden Katies!!。12月に引き続き出演。Kazuto Tarumi (BASS)とKosei Terunuma(DRUMS)の二人の手練れからなるツーピースバンド。この日のこれまでのグッドな雰囲気を引き継ぎつつ、サウンド的に様相を一気に変える。重いリフとリズムでフロアーを引っ張る。更に緩急を付けながら時に加速したり、変幻自在なリズム。そして重みもありつつも、更にキャッチーで思わず口ずさんでしまいそうなリフ。カラフルな音像と変幻自在なリズム。さすが!と唸ってしまうパフォーマンスでフロアをしっかり盛り上げ、イベントを締め括ってくれた。そして、この日は年齢から性別、そして国際色も豊かで、異なる言語が飛び交うカラフルな客層。それらを4組それぞれがそのワールドクラスなパフォーマンスで、みごとに溶け込ませて、会場全体にグッドバイブスが溢れていた(この日翌週に日本ツアーを控えたマック・デマルコとそのクルーもご来場)。そんなナイス、グッドパーティー。やっぱりパーティーは楽しいね。平日の下北沢の地下にはこんな凄い事が起きているんだぜ。そして、Otto Bensonのブッキング含めGolden Katies!!のドラマーとして出演してくれていたTerunuma氏の尽力により、この日のグッドパーティーは実現。ドラマーとして世界中を駆け巡りインディーズな草の根的コネクションを持つ彼だからこそ実現できた日。この場を借りてあらためて感謝。(加)

