SISTERJETのマジメに盆踊り〜オリジナルうちわ付き〜

SISTERJETが前回DaisyBarに出演したのが、昨年の4月DaisyBarのAnniversaryイベントでの事。なので、かれこれ1年以上振り。彼等とDaisyBarの付き合いは遡るとDaisyBarの創業時くらいまでに遡るのだけれど、その時期その時期での活動のペースがあったりするのだけれど、2016年には1月〜8月にかけてSISTERJET企画の「勝手にPARTY」を毎月開催したりと、かなりの頻度でライブを行ってきてくれた時期もあった。しかしそこから暫く、ライブを行わない時期もあったり、活動のペースもマイペースになって来ていた。しかし、今年に入ってからは、ライブの間隔も短くなってきたりしていて、そうした中でのワンマンという事で期待も高まった。 とは言いつつ、今回は、夏祭りがコンセプトで、コンセプトありきで、好き勝手にできるからワンマンにしちゃおう、みたいな、ワンマンありきのワンマン(なんか回りくどい言い方ですが)とは少し違った形でのワンマン。と、言う事で、場内には提灯が多数ぶら下がり、スクリーンには稲川淳二の怪談が流されていたりと夏モード満載の演出。一曲目、東京音頭で始まったり、オオナリがボーカルでゆずの夏色、KENSUKEがボーカルでサマータイムブルースと、それぞれの夏曲をカバーしたりと、こうしたコンセプトのイベントならではのコーナーもあったりはしたけれど、オルタナ感満載の新曲も披露したり、ガチなイケイケモード。ここ最近のライブでは、すっかり酔いどれモードで良くも悪くも危なっかしいライ ブを展開してきたWATARU.Sも、この日は昼公演という事もあってか、アルコールはまだ入っていない様子。そんなアルコール無しの状態でも、充分自由でやんちゃモード満載。この日はライブ中、「君のドラムいいねー」と、KENSUKEのドラムを何度も絶賛。これまでそんな事なかった様な。更にMCで、「やっとギター、音楽と真剣に向き合う気持ちになった」みたいな、会場全員が「今頃?」と総突っ込み入れたであろう発言も飛び出したり、WATARU.Sが新たなロックスターモードに突入していることがよく分かった。そしてバンドも、あらたなというか、これぞSISTERJETという様なGrooveを叩き出していた。ロック、ポップのルーツやルールはしっかりありつつ、その中で自由で革新的でキャッチー。そしてこの日アンコールで La La Danceを披露。彼等の初期の代表曲。この曲をライブで聴いたの何年ぶりだろうか。彼等の今の自信というか余裕の表れではと思う。もうこのままガンガン行って、SISTERJETの革新性を自身で証明し、更新して行って欲しい。いや、そんな事も考えないでよいのかも。個人的には、こんなSISTERJETが見たかった、いや、みんながこんなSISTERJETを待っていたであろうと思える、これから益々期待膨らむ快心のライブだった。(加)