2026年4月14日
DaisyBar 21st Anniversary
~Girls&Boys~
オレンジスパイニクラブ/TETORA 【TWO MAN】
DaisyBar21周年ということでその一環として組まれたこの企画。DaisyBarのアニバーサリーイベントには欠かせない存在となったオレンジスパイニクラブ。今年、出演をオファーした際、対バンのリクエストとして名前上がったのがTETORA。TETORAもオレンジスパイニクラブからのご指名という事で即OK。という流れで実現したこの顔合わせ。オレンジスパイニクラブとTETORA、これまでも対バンを重ねてきたバンド同士ではあるけれど、今回久々の対バンで4年振りとの事。そしてTETORAのDaisyBar出演は2019年以来。それぞれの時間を流れを経て、巡り合ったこの日。チケットはソールドアウト!。満員のDaisyBar。まず登場したのはTETORA。ガッツリとアリーナ級のバンドサウンドを放ちつつも、フロアーの一人一人と対話をする様な親密なライブ。更にキャパが広がったとしても、きっとそれは変わり無く同じであろうと想像がつく。オーディエンスとの距離をはかり、詰めながら、後半更に熱量を上げ、オーディエンスと共になってゆく。それぞれの物語が、熱が交錯する、それがライブハウスであり、ライブだということを知るバンド。そしてそれぞれが積み上げてきた日々が交錯し、つくりあげたこの日が、また未来へと繋がって行く。瞬間瞬間の刹那の積み重ねが永遠となってゆくことをあらためて知らしめてくれる。途中「TETORAもオレンジスパイニクラブも、ライブハウスバンドだ!」というシャウトにぐっときた。まさにライブハウスで鍛え上げられ、生きてきた彼女達ならではの言葉の強み、そしてパフォーマンスだった。そして後攻めで登場はオレンジスパイニクラブ。昨年、同じこの時期のアニバーサリーでのワンマン以来のDaisyBar登場。一年振りに観た彼等のライブだったのだけれど、この一年でのライブバンドとしての進化に驚かされた。いつもライブはスロースターターな印象があったけれど、この日は最初からトップスピードでもって行くアッパーさ。一気にフロアーの熱も上がる。序盤にクボタカイ君との楽曲「STEP!!!!!」を披露したのにも驚かされた。そしてしっかりとギアが噛み合った力強さで、彼等の楽曲がダイレクトにオーディエンスに響き渡って伝わって行くのがわかる。バンドとしてのフィジカルの強さとグルーヴ感も増し、こちらの身体を揺さぶる。そして圧巻だったのは、「キンモクセイ」でのオーディエンスとの大合唱。ちょっと大袈裟な表現をするとoasisのライブのワンシーンみたいだと思った。それくらいヒット曲、名曲があるという強みをきっちりと引き受け、受け止めて、それをしっかり表現し切っていた。そうしたある意味腹を括った覚悟の様なものがバックボーンにあり、そこにシャープさも加わったロックンロールバンド然とした渾身のパフォーマンスだった。オレンジスパイニクラブ、TETORA共にキャリアを積み重ねながらまだまだ更なるピークを期待させる内容だった。そして両バンド共に、ライブハウスバンドであることをしっかりと証明した2マンだった。(加)

